gakuのブログ

日々感じたこと、少しずつ書いていけたらと思います。

被災から3年4ヶ月・・・自治体学校に参加して

 

 昨日、国際センターで開催の第56回自治体学校に参加しました。受付のお手伝いで記念講演は聞くことができませんでしたが、被災地発のリレートークに胸が熱くなりました。浪江町馬場町長は、「原発安全神話の虜になっていた。震災後、情報網が遮断された中だが、たった7キロしか離れていない東電第一原発から車で連絡に来ようと思えば来れたはず、でも連絡はなかった。政府、東京電力からの連絡がない中での全町避難、その後の苦難の連続。いま、福島の人々は憲法で保障された幸福追求権、生存権、財産権がうばわれたまま。そして、事故の原因が解明されないままで原発再稼働なんてとんでもない」と

 岩手大槌町保健師岩間純子さんの話は、地震直後同僚3人と役場へ向かう中で津波にあい、同僚3人を失ったなか、自分の子どもと4ヶ月も会うことなく、不眠不休で町民と一心に向き合っていた体験でした。町長をはじめ、職員の三分の一を失ってのたくさんの死者、遺族と向き合う津波被災地での仕事。精神的に不安定になってメンタルケアを受けたり、長期の病気休暇をとっている職員も多くいるとのこと。とことんまで人減らし合理化した自治体職場で、大きな災害が起きたときの困難について岩間さんが語っていました。阪神大震災の応援業務に行った際にも、神戸の職員が呟いていました。でも、そんな大変な中でも、「住民の全体の奉仕者」として取り組む岩間さんの姿に強く感動しました。

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